サウスウエスト航空1380便エンジン爆発事故を解説【航空トレンド】

2018年の4月17日、サウスウエスト航空の1380便が左エンジンにトラブルが発生し、フィラデルフィア空港へ緊急着陸しました。

ニュースを当時見ていた方は驚いた方も多いと思いますが、今回はこの事故について書いていきます。

ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。

目次

基本情報

2018年の4月17日、サウスウエスト航空の1380便はニューヨークのラガーディア空港からダラス・ラブフィールド空港までのフライトを担当していました。

しかし、ペンシルベニア州上空を飛行中に突如として左エンジンが破損。

最終的には最寄りであったフィラデルフィア空港へ緊急着陸する事態となりました。

サウスウエスト航空1380便の機種

事故機はボーイング737-700型機でした。

事故機の搭載エンジンは、CFMインターナショナル製CFM56。

日本では、北海道の翼・エアドゥが現在でも運用を続けています。

引用:Mark Makela / Reuters

事故概要

サウスウエスト航空の声明によると、乗客143人と乗務員5人が搭乗していました。

そのうち乗客1人が死亡、7人がケガをしたとのことです。

フィラデルフィア上空(約3万フィートを飛行)中に、左エンジンが爆発。

写真で見ても分かる通り、左エンジンの外カウルが全て外れています。

引用:CNN.co.jp

エンジンが爆発したことに伴って、エンジン付近の窓ガラスも破損。

機内の気圧が急激に減圧したことで、乗客と乗務員は酸素マスクを着用。

ニュースによると、破損した窓付近に座っていた女性が着陸後に病院に搬送されましたが、死亡しました。

エンジン爆発を起こしてからはフィラデルフィアへ右エンジンのみで飛行。

連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)はその後、調査チームをフィラデルフィアに派遣。

調査では、ファンブレードの一部が金属疲労を起こし故障していたことが判明しました。

ボーイング737-700に使用されているエンジン(CFM)は全世界で1万4千が使われていました。

そのため連邦航空局は2万サイクル以上を使用したエンジンについては8月末までに検査を実施すること、そして2万サイクル以下については余裕のある段階で検査を推奨するよう航空会社へ促しました。

ちなみに割れた窓ガラスの状況は下の画像より分かります。

任務を遂行したサウスウエスト航空のパイロット

引用:BBCニュース

機長は海軍のF-18戦闘機の元パイロットでタミー・ジョー・シュルツという女性でした。

海軍出身のパイロットで、元々はF-18戦闘機に乗務し、アメリカを守ってきました。

海軍に入隊してから約10年後、サウスウエスト航空のパイロットとして就職。

海軍時代の仲間であった夫ディーンと結婚後もパイロットを続けていました。

まとめ

サウスウエスト航空1380便のエンジン爆発は世界を震撼させた出来事の一つです。

日本でも当時、日本航空と全日本空輸がボーイング737-700型機と800型機を合わせて約100機運用しており、CFMのエンジンを使用していたため入念な検査が実施されました。

今回の記事は以上となります。

本稿作成の参考にした主な記事は次の通り。

Aviation Week MRO-Network.com April 18, 2018 “Investigation Points to Metal Fatigue in 737 Engine Failure” by Bill Carey

Aviation Herald 2018-04-23 “Accident: Southwest B737 near Philadelphia on Apr 17th 2018, uncontained engine failure takes out passenger window” by Simon Hradechy

Aviation Daily Apr 26, 2018 “CFM56 Inspections Progressing; No Fleet-wise Issues Found” by Sean Broderick

 

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