2021年9月、成田空港でパイロットによって滑走路を歩いている亀が発見され、一時的に滑走路が閉鎖されました。
亀を発見したのは、日本航空のパイロット(副操縦)である橋重利さん。
離陸前に障害物がないか確認していたところ、なんと滑走路へ向かって歩いている亀を発見。
成田空港の滑走路をノコノコと歩いているのが発見されました。
目次
成田空港に亀が出現
亀が誘導路から滑走路に向かって歩いていたため、副操縦士の橋重利さんは管制官に報告。
管制官は旅客機のエンジンに吸い込まれてしまう可能性が高いと判断し、滑走路を一時的に閉鎖しました。
ちなみに副操縦士の橋重利さんは成田空港発、クアラルンプール行きの定期便を担当していました。
最終的に亀は空港職員に捕獲され、保護されました。
捕獲された亀について
成田国際空港会社によると、亀は全長約30センチ、重さ約2.1キロの個体でした。
滑走路が閉鎖された原因が小動物なのは非常に珍しいことだといいます。
離陸を控えていたフライング・ホヌ
離陸を控えていたのは、ウミガメの親子が描かれた那覇行きのエアバス380「フライング・ホヌ」。
機内でもパイロットが「亀が滑走路に侵入しているため、離陸を現在停止しています。」との機内アナウンスが流れました。
客室乗務員も「乗客もクルーも非常に和やかな雰囲気で離陸できた。」と話しています。
A380(エアバス380)は、エアバスは提供する二階建て旅客機です。

亀が発見された際の航空無線
実際の状況については、以下の動画よりパイロットと管制官の無線が聞けます。
ぜひご覧ください!!(音源:LiveATC)
まとめ
まさかの亀が発見されて成田空港の滑走路が閉鎖される事態になるとは非常に珍しい瞬間ですよね。
亀は全長約30センチということもあり、仮に飛行機のエンジンに巻き込まれたら火災が発生してしまう恐れがあります。
どんな時でもパイロットと管制官の冷静な対応には感服です。
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